Letter 宇宙:z ≈ 8.1の赤方偏移にあるGRB 090423 2009年10月29日 Nature 461, 7268 doi: 10.1038/nature08445 ガンマ線バースト(GRB)は、まれなタイプの大質量星爆発によって形成される。それらの急速に消失する残光は、可視光波長域で十分に明るいことが多く、宇宙論的な距離で検出可能である。これまで、GRBに関して報告された最高の赤方偏移は、GRB 080913のz = 6.7、また銀河についてはz = 6.96であった。本論文では、GRB 090423の観測結果と、その赤方偏移の近赤外分光測定値がz = 8.1+0.1−0.3であることを報告する。このバーストは、宇宙が現在の年齢のわずか4パーセント程度だったときに発生した。その特性は、低/中程度の赤方偏移で観測されるGRBのものと似ており、ビッグバンのおよそ6億年後にこのバーストを生じたメカニズムと前駆天体は、そのおよそ100億年後に発生したGRBと大きく異なっていないことを示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る