Letter

宇宙:プリューム中のアンモニアと40Arの観測から明らかになったエンセラダスの液体の水

Nature 460, 7254 doi: 10.1038/nature08153

土星の氷衛星エンセラダスの南極付近にある表面の亀裂から噴出する水氷のジェットは、ガスや粒子のプリュームを生成する。プリュームに由来するE環粒子中の塩の発見によって、つい最近示唆されたように、ジェットの源は氷殻下の液体の水の領域である可能性、あるいはクラスレート・ハイドレートの分解を引き起こす、加熱された温かい氷の可能性がある。本論文では、プリューム中にアンモニアが存在し、それとともにさまざまな有機化合物、重水素、また非常に高い確率で40Arも存在することを示す。ジェットを噴出する亀裂付近で180 Kを超える温度が計測されていることを考えると、アンモニアの存在は少なくとも液体の水がいくらかは存在することの強力な証拠になる。我々は、全体的な物質の組成から、プリュームが液体の貯蔵層(あるいは最近の地質年代にそのような貯蔵層に接触した氷)と、揮発性物質を含む氷の脱ガスの両方に由来すると結論する。

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