Letter 宇宙:銀河 ESO 243-49にある太陽質量の500倍を超える中質量ブラックホール 2009年7月2日 Nature 460, 7251 doi: 10.1038/nature08083 極めて明るいX線源は、母銀河の中心核の外側に位置する、全放射光度が1039 erg s−1を超える銀河系外天体である。このような極端な明るさから、もし輻射が等方的で、輻射圧と重力が釣り合った状況での理論的な限界(エディントン限界)を下回っていれば、太陽質量(M◎)のおよそ102〜105倍の質量をもつ、降着を受けているブラックホールの存在が示唆される。そのような中質量ブラックホールの存在については議論が続いており、多くの候補天体が挙げられているものの、決定的なものとして広く認められている天体はない。本論文では、エッジオン(真横から見た)渦巻銀河 ESO 243-49に、0.2〜10 keVで最大1.1 × 1042 erg s−1の光度を示し、ブラックホール質量の下限が控えめに見積もっておよそ500 M◎であることが示唆される変光X線源を発見したことを報告する。 Full Text PDF 目次へ戻る