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地球:台風が引き金となって起きるゆっくり地震

Nature 459, 7248 doi: 10.1038/nature08042

ゆっくり地震の最初の報告は、日本の伊豆半島でプレート内の地震活動が活発な断層で起きたものについてであった。それ以来、多くのゆっくり地震が検出されてきた。ゆっくり地震は(数値モデルにより裏付けられる状況では)普通の地震の引き金となることが示唆されているが、地震発生という観点からの、より一般的な重要性についてはよくわかっていない。地震の引き金となる現象は多くの関心を集めている。例えば、地域的な大地震によりひずみが拡散すると大地震の活動に影響を及ぼすことが示されており、また遠地地震波の通過の際に地震が誘発されることは、現在では一般的な現象として認められている。本論文では、台湾東部では台風がゆっくり地震の引き金となりうることを示す。このような地震で最大のものを、陸地直下の西側に傾斜した逆断層上で繰り返し起きるゆっくり地震としてモデル化した。すべての地震の特性は十分似ており、モデルパラメーターを少し変化させることでモデル化できる。気圧が低くなって、破壊条件に近い断層がごくわずか緩むことで、台風が地震の引き金になると考えられる。この地域は圧縮による変形が大きいが、大地震は少なく、ゆっくり地震が繰り返し起こることで応力のかかった地域が分割され、長く連続した地震破壊が必要な大地震の発生が抑えられている可能性がある。

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