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地球:タイタンの雲活動の主要な生成源は全球循環である

Nature 459, 7247 doi: 10.1038/nature08014

タイタンの雲は、メタンとエタンの凝結により生じており、ほかの惑星と同様に、主として大気循環によって形成された構造をもつ。現在、雲の活動は主に南(夏)半球で起きている。雲の活動は、極近傍および中緯度では、表面の加熱または局所的なメタン源、あるいは両方が引き金となった積雲の上昇気流により、北極(冬)では、エタンに富んだ空気が温度の低い対流圏に沈降し凝結することにより発生している。大循環モデルからは、このような分布が15年の時間スケールで季節と共に変化することが予測され、条件によっては冬季の半球でも温帯緯度(約40度)で雲が発達することがあると予測されている。しかしながら、このモデルはこれまでは十分に絞り込まれておらず、その長期予測は観測によって検証されたことがなかった。本論文では、タイタンにおける雲量の全球的な空間分布はモデルとほぼ一致しており、雲活動が主に全球の循環により支配されていることが確認されたことを報告する。しかしながら、北緯40度の緯度近辺で雲が検出されず、南半球の雲が南の夏季が終わりつつあるときにも持続して存在していたことは、共に予測と一致しない。このことは、タイタンの赤道と極の熱的なコントラストが、モデルで過剰に見積もられており、大気が季節的な強制力に予想よりも大きな慣性をもって応答していることを示している。

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