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生化学:ロイシンに富んだ核外輸送シグナルのCRM1による認識の構造的基盤

Nature 458, 7242 doi: 10.1038/nature07975

CRM1(XPO1またはエクスポーチン1としても知られる)は、ロイシンに富んだ核外輸送シグナル(LR-NES)の認識により、数百のタンパク質の核外輸送を仲介する。今回我々は、snurportin 1(SNUPN)に結合したCRM1の分解能2.9 Åでの構造を示す。snurportin 1は、アミノ末端にあるLR-NESとヌクレオチド結合ドメインの2カ所でCRM1に結合している。LR-NESは結合したαへリックスが伸びた構造で、CRM1の外部にある2つのへリックスの間の疎水的な凹みを占めている。LR-NESの結合面から、共通して保存されている疎水パターンや、介在する負電荷をもつ残基への親和性、レプトマイシンBによる阻害作用を説明できる。第二の核外輸送シグナルエピトープは、snurportin 1のヌクレオチド結合ドメイン上の塩基性の表面で、これはCRM1上のLR-NES結合部位に隣接した酸性小区画に結合する。おのおのは弱い核外輸送シグナルエピトープを複数認識するのは、LR-NESの概して弱い親和性では不可能なCRM1への結合を増強するための、CRM1基質に共通の性質かもしれない。同様のエネルギー的構成は、複数の部分に分かれた核局在化シグナルでも用いられており、核輸送の広い基質特異性や迅速な進化をもたらしている。

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