Letter 材料:超高速充放電のための電池材料 2009年3月12日 Nature 458, 7235 doi: 10.1038/nature07853 高い充放電速度での電気エネルギー貯蔵は、現代社会における重要技術であり、この技術によってハイブリッドあるいはプラグインハイブリッド電気自動車が可能になり、また風力エネルギーや太陽エネルギーの予備設備ともなる。電気化学系では、非常に高い充放電速度を実現できるのはスーパーキャパシターのみである、と一般的に考えられている。スーパーキャパシターは、電極材料への荷電種の表面吸着反応によってエネルギーを貯蔵できるだけなので、エネルギー密度が低い代わりに高いパワーが得られる。本論文では、バルク材料に電荷を貯蔵することによって高いエネルギー密度を得る電池が、スーパーキャパシターに匹敵する超高放電速度も実現できることを示す。我々は、非化学量論組成の制御を介した高速イオン伝導表面相の形成により、リチウムのバルク移動度の高いLiFePO4で超高放電速度を実現した。10〜20秒で、電池の完全放電と同等な放電速度特性が達成できる。 Full Text PDF 目次へ戻る