Letter 細胞:ユビキチン関連修飾因子Urm1は、真核生物の転移RNAチオール化でイオウ運搬体として働く 2009年3月12日 Nature 458, 7235 doi: 10.1038/nature07643 ユビキチン様タンパク質(UBL)は、タンパク質のリシン残基に共有結合することによって、タンパク質の機能、存在場所、代謝回転を変化させる。UBLのこの結合は複雑な酵素カスケードを介して起こるが、UBLに対応する細菌タンパク質MoaDとThiSは、イオウ運搬タンパク質として機能している。本論文では、最も古いUBLであるUrm1pが、真核生物の転移RNA(tRNA)修飾過程でイオウ運搬体として働くことを明らかにし、UBLとイオウ転移との間に、進化上のつながりがある可能性を示す。さらに、この保存された経路の成分としてUba4p、Ncs2p、Ncs6p、Yor251cpを同定した。in vitro実験により、Ncs6pはtRNAに結合するが、Uba4pはUrm1pをまずアデニル化し、次にイオウを直接転移させることも明らかになった。また機能分析によって、Urm1pのもつチオール化機能が、栄養素の欠乏や酸化ストレスに対する細胞の応答に不可欠で、その作用は、翻訳の忠実度を上昇させることによる可能性が高いことを明らかにした。 Full Text PDF 目次へ戻る