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気候:最終退氷期における両半球間の大西洋シーソー応答

Nature 457, 7233 doi: 10.1038/nature07770

最終氷期のグリーンランドと南極大陸における千年スケールの温度変化の非同期的な関係から、大西洋の南北方向の鉛直循環の状態に依存して熱を再分配するように作用する、バイポーラーシーソー(bipolar seesaw)の概念が生まれた。本論文では、最終退氷期における急な変化を示す南大西洋から得られた新しいデータを提示する。南大西洋のこの急な変化は、北大西洋で観測された変化と(年代決定の不確定さの範囲内で)同時に起こり、変化の方向は逆であった。今回の結果は、大西洋の南北方向の鉛直循環の変動と関連付けられる急激な変化と、南大洋に特徴的なより緩やかな調節との間に、直接的なつながりがあることを実証している。これらの結果から、千年スケールの気候変動の発達や伝達に南大洋が重要であることをはっきり示しており、退氷期の気候変化における南大洋の役割と、これに伴う大気中の二酸化炭素の増加が明らかになった。

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