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遺伝:レプリソームはRNAポリメラーゼと衝突後、mRNAをプライマーとして用いる

Nature 456, 7223 doi: 10.1038/nature07527

複製フォークは、DNA損傷や、転写中のRNAポリメラーゼなどのタンパク質-核酸複合体によって妨げられる。例えば、レプリソームがRNAポリメラーゼと正面衝突すると、複製フォークが停止する。しかし、レプリソームがRNAポリメラーゼと同方向進行中に衝突しても、フォーク進行にはほとんど、または全く影響がない。本論文では、in vitroでのレプリソームとRNAポリメラーゼの同方向進行中の衝突について検討する。大腸菌(Escherichia coli)のレプリソームが、DNAから外れたRNAポリメラーゼと衝突後、RNA転写物をプライマーとして使って、リーディング鎖合成を続けることを示す。この働きによりリーディング鎖に不連続が生じるが、レプリソームは無傷のまま全過程を通じてDNAに結合し続ける。これらの結果は、途中にある障害をうまく迂回するレプリソームの注目に値する柔軟性を強調するものであり、リーディング鎖がin vivoで不連続合成される理由をこれで説明できるかもしれない。

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