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地球:2007年連発地震時のスマトラ巨大逆断層帯固着領域の部分的破壊

Nature 456, 7222 doi: 10.1038/nature07572

2004年に起きたスマトラ-アンダマン大地震と津波は、沈み込み帯における地震と津波の危険要因を解明することの重要性を強く喚起させる出来事であった。2005年3月には、スンダ巨大逆断層帯が再び破壊し、2004年地震の震源域の南でモーメントマグニチュード(Mw)8.6の地震を発生させた。ここでは、1861年に同じような地震が起きている。その結果、1797年(Mw = 8.8)と1833年(Mw = 9.0)に大地震が発生したメンタワイ地域での地震の発生が懸念されるようになった。実際に2007年9月12日には、Mw = 8.4の地震とその12時間後に起きたMw = 7.9の地震の2つがその場所で起きたのである。本論文では、これらの地震は、1833年に破壊が起き、地震と地震の間の期間は固着したままになっていた巨大逆断層帯の一部分の内部の明瞭なアスペリティ(固着の強い部分)からなる領域を、部分的に破壊しただけであることを示す。このことは、巨大逆断層帯の同じ部分が、アスペリティが独立した地震として破壊するか、他と一緒になってより大きな地震となるかによって、異なるパターンで破壊する可能性を示している。過去の地震によって局所的に地震前応力が低くなっている地帯である非永続的なバリアーの影響によって、このような多様性が生じていると考えられる。スンダ巨大逆断層帯の1833年と1797年に地震が起きた部分の応力状態は、おそらく2007年には単独の大地震を発生させるのに十分ではなかった。2007年の地震で解放されたモーメントは、1833年に解放された量と1833年以後に地震間ひずみとして蓄積されてきたモーメント欠損の一部にしかなっていない。したがって、メンタワイ地域では巨大逆断層地震が起きる可能性はまだ大きいままである。

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