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宇宙:金星の雲中で紫外線により観測される模様を生み出す大気の構造と力学的性質

Nature 456, 7222 doi: 10.1038/nature07466

金星を紫外光で観測すると、硫酸雲内部にある未知の吸収体の不均一分布に起因する明暗の特徴がみられ、これは中層大気における力学的活動に由来するらしい。全球的なパターンは、雲頂高度(初期には66〜72 kmと推測されていた)の違いによるものなのか、それとも組成上の変動、あるいは温度の高低によるものなのかは、ずっと明らかにされていなかった。本論文では、暗い低緯度領域では紫外線吸収体を深部から上部へと運ぶ対流混合が支配的であることを示す、多波長での撮像結果を報告する。明るく均一な中緯度の雲は、高度に対して正の温度低減率を示す、およそ30 K低い温度が特徴の冷たい空気の環状領域である「低温の襟(cold collar)」中に存在するが、この「襟」が鉛直混合を抑制して、下部からの紫外線吸収体の供給を遮断する。低緯度および中緯度領域では、可視光で見える雲頂は、紫外線で暗く見える領域と明るく見える領域の両方で72±1 kmという著しく一定な高さに位置し、光度の変動が高度変化ではなく、より低温の環境によって引き起こされる組成の違いに起因することを示唆している。雲頂は半球を覆う渦の目では約64 kmまで降下しており、雲層の表面がへこんでいるように見える。紫外線の暗い円形の縞は、渦の目を取り囲み力学的に結合している。

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