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植物:ジベレリンが誘導するジベレリン受容体GID1によるDELLAの認識

Nature 456, 7221 doi: 10.1038/nature07519

ジベレリン類は高等植物の成長や発生のさまざまな過程を制御しており、農業分野で幅広く利用されている。ジベレリンは、核内受容体の1つGIBBERELLIN INSENSITIVE DWARF1(GID1)に結合して、GIBBERELLIN INSENSITIVE(GAI)をはじめとするDELLAタンパク質と呼ばれる転写調節因子群の分解を促進することにより、遺伝子発現を調節する。GID1が生理活性をもつジベレリンをどのように識別し、それによって活性化されてDELLAタンパク質に特異的に結合するのか、正確な仕組みはわかっていない。今回我々は、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のGID1Aと生理活性ジベレリン、GAIのアミノ末端のDELLAドメインの3つからなる複合体の結晶構造を明らかにした。この複合体では、GID1Aの深い結合ポケットに入り込んだジベレリンをGID1AのN末端ヘリックスからなるスイッチ領域が覆い、さらにこのスイッチ領域に、DELLA、VHYNP、LExLEモチーフをもつDELLAドメインが結合している。この結果から、既知のオーキシン受容体によるホルモンとエフェクターの認識機構とは異なった、植物ホルモン受容体の構造モデルが考えられる。

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