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宇宙:電波領域からγ線領域のアウトバーストによって明らかになった活動銀河核の内側のジェット

Nature 452, 7190 doi: 10.1038/nature06895

ブレーザーは最も活発な活動銀河核である。それらは、降着を受ける超大質量のブラックホールから、光速に近い速度で放出している逆方向に向いたプラズマジェットを吹き出す。理論モデルによると、そのようなジェットはブラックホールの降着円盤の微分回転、あるいは慣性系を引きずるエルゴ領域によってねじれた磁場により推進される。ジェットの流速は、巻きついた磁場を含んでいる、加速収束の領域のジェットに沿って外側に向け増加する。ブレーザーのよく知られた特徴である電磁放射アウトバーストの詳細な観測は、その領域の探査手段となる可能性がある。アウトバーストの位置の特定や、ジェット形成に関する一般的描像の検証は、これまで不可能であった。本論文では、ブレーザーであるとかげ座BLの一連の高解像度の電波画像と、可視光での偏光の測定結果について報告する。データからは、可視光周波数領域からTeVのγ線エネルギー領域に至る放射の2回のフレアのみならず、電波領域での遅延したアウトバーストを引き起こすジェットの明るく輝く特徴的な構造が明らかになった。この現象は、理論によって予測された加速収束の領域と同一であると我々が見なした、らせん状磁場をもつ領域を起点とすると考えられる。その特徴的な構造は、画像にみられる明るい「コア」の部分に対応する定在衝撃波と交差するとき、再び明るくなる。

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