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神経:嗅覚回路内のゲイン調節を行うシナプス前性側方抑制

Nature 452, 7190 doi: 10.1038/nature06864

嗅覚信号は、大きなファミリーをなす匂い受容体タンパク質によって生体信号に変換されるが、各受容体は、脳の最初の嗅覚中継領域でそれぞれ固有の糸球に対応している。糸球間のクロストークが嗅覚情報処理に重要だとされてきたが、こうした相互作用が二次嗅覚ニューロンの匂い応答をどのように成形するのかは明らかにされていない。ショウジョウバエの触角葉(脊椎動物の嗅球に相当する領域)で、遺伝的に同定された二次嗅覚ニューロンに入る糸球間入力の大部分を選択的に除去したところ、これらのニューロンの匂い選択性の幅が広がった。これは、糸球の興奮よりも糸球間の抑制のほうが優っていることを示唆する。この抑制信号の強さは、触角葉全体への全フィードフォワード入力と比例しており、異なる糸球に類似の選択性を与えている。この糸球間抑制の相当な部分は、シナプス前末端にかかるもので、我々の実験結果から、同一の神経末端上にあるイオンチャネル型受容体と代謝型受容体の両者を介しているらしいことがわかった。

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