Letter 地球:ホットスポットの軌跡が存在しない場合のプレート運動の絶対値と真の極移動 2008年4月3日 Nature 452, 7187 doi: 10.1038/nature06824 地球の自転軸に対する大陸の運動は、自転軸に対する地球全体の回転(真の極移動)か、個々のプレートの運動が原因と考えられる。過去320 Myr(パンゲア超大陸の形成以降)にわたるこれらの運動を区別するため、本論文では、古地磁気規準座標系の時間軸を通して大陸の運動と回転を全球で平均した計算結果を提示する。その結果、2つの成分が明らかになった。1つは定常的な北向きの動きであり、もう1つは、特定の期間に起こった時計回りと反時計回りの回転で、これは真の極移動の証拠と解釈できる。約250から220 Myr前には約18度の反時計回りの回転が、約195から145 Myr前には同程度の時計回りの回転があったことがわかった。どちらの場合も、回転軸は、西経10〜20度北緯0度のパンゲアが分裂したときに北米-南米-アフリカの三重会合点となった地点の近くに位置している。この後、約145から135 Myr前には約10度の時計回りの回転があり、さらに約110から100 Myr前に再び同程度の反時計回りの回転があり、どちらの場合も回転軸は、東経25〜50度の再構成された北米とアラビア半島の地域にあった。この回転軸は、この時期における次数2の非静水圧ジオイドの最大値の場所を示しており、320 Myr前からの回転の総和がほぼゼロであることは、次数2のジオイドとそれに関係したマントル構造が長期的に安定していたことを示唆している。我々は、古地磁気に基づいているが、この研究で明らかになった真の極移動による補正を施した新しい規準座標系を提案する。この基準座標系は、320 Myr前からホットスポット軌跡の使用が可能になる130 Myr前までの期間の地球表面とマントル深部過程を関連づけるのに適している。 Full Text PDF 目次へ戻る