Letter 免疫:UNC93B1はヌクレオチド感知型toll様受容体をエンドリソソームに運搬する 2008年3月13日 Nature 452, 7184 doi: 10.1038/nature06726 Toll様受容体(TLR)を介したシグナル伝達は、自然および適応免疫応答の進展に不可欠である。ヒトとマウスの両方でTLR3、TLR7、およびTLR 9を介するシグナル伝達に必須のUNC93B1は、小胞体でこれらのTLRと物理的に結合する。今回我々は、多所性の膜タンパク質UNC93B1の機能は、ヌクレオチド感知型受容体TLR7とTLR9の小胞体からエンドリソソームへの運搬であることを示す。TLRと結合できないUNC93B1ミスセンス変異体(H412R)を発現する3dマウスの樹状細胞では、TLR7、TLR9はどちらも小胞体から出られない。さらに、3dマウス樹状細胞でのヌクレオチド感知型TLR輸送とシグナル伝達の異常は、野生型UNC93B1の発現により正常化される。ところが、UNC93B1がなくてもTLRのリガンドの認識とシグナル伝達の開始は可能である。我々が知るかぎりでは、UNC93B1は、ヌクレオチド感知型TLRの輸送に特異的に関与する分子として初めて同定されたタンパク質である。UNC93B1とTLRの相互作用を阻害することにより、細胞表面に露出したTLRを介するシグナル伝達を損なうことなく、ヌクレオチド感知型TLRを特異的に制御できると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る