Letter 宇宙:原始惑星系円盤の地球型惑星形成領域における砂粒子からの反射光 2008年3月13日 Nature 452, 7184 doi: 10.1038/nature06671 地球型惑星の標準的な形成モデルでの第一段階は、若い星を取り巻く原始惑星系円盤内に星間塵が凝集して大きな粒子が形成され、それが円盤面に落ち着く過程である。およそ0.1 µmという平均的なサイズをもつ星間粒子は、ミリメートルサイズ(砂程度)、センチメートルサイズ(小石程度)、あるいはメートルサイズ(巨礫程度)の天体へとかなり急速に成長すると予測される。あいにく、そのような進化した円盤は観測されにくいが、それはこうした構成要素は体積に対する表面積比が小さいためである。「古典的な」T Tauri星として知られる若い天体周辺の塵は容易に検出されるが、それより進化した「弱い輝線」系では、その証拠はほとんど、あるいは全くみられない。本論文では、年齢が3 Myrの星を観測し、この星の地球型惑星形成領域(約3 AU以内)で粒子がほぼミリメートルサイズあるいはそれ以上に成長していることを示す結果を得たことを報告する。連星系KH 15Dの偶然に生じた幾何学的構造により、連星の両方が周囲の円盤によって隠されるときに、KH 15Dは中心の連星成分のどちらか一方によって照らされる、ほぼ真横を向いたリングとして見えると考えられる。この研究は、干渉計によって最近解像された、若い星の地球型惑星形成領域の研究を補足するものとなる。 Full Text PDF 目次へ戻る