Letter 細胞:ParlによるHax1を介したHtrA2のプロセシングはリンパ球とニューロンの生存を可能にする 2008年3月6日 Nature 452, 7183 doi: 10.1038/nature06604 サイトカインは、プログラム細胞死の抑制による細胞数の調節など、さまざまな細胞機能に影響を与える。アポトーシスの抑制には、Janusキナーゼの活性化とそれに続くBcl-2(B-cell lymphoma 2)ファミリーに属する因子の調節を介する受容体シグナル伝達が必要である。本論文では、Bcl-2ファミリー関連タンパク質Hax1が、リンパ球やニューロンのアポトーシス抑制に必要であることを示す。抑制には、Hax1とミトコンドリアのプロテアーゼであるParl(presenilin associated, rhomboid-like)およびHtrA2(high-temperature regulated A2、別名Omi)との相互作用が必要である。これらの相互作用によって、Hax1がParlへHtrA2を提示可能となり、その結果、HtrA2がプロセシングを受けてミトコンドリア膜間部に局在する活性型プロテアーゼになる。マウスのリンパ球では、プロセシングを受けたHtrA2の存在によって、ミトコンドリア外膜に会合する活性型Baxの蓄積(アポトーシスの開始につながる)が阻害される。総合すると、これらの結果は、サイトカインが律速する場合のアポトーシス誘導耐性に、Bcl-2ファミリー関連タンパク質とトコンドリアのプロテアーゼが関与するこれまでには知られていなかった一連の相互作用が含まれていることを明らかにしている。 Full Text PDF 目次へ戻る