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免疫:マイクロRNA-223による前駆細胞の増殖と顆粒球機能の制御

Nature 451, 7182 doi: 10.1038/nature06607

マイクロRNAは動物のゲノムに多数存在し、広範な遺伝子発現プログラムで重要な役割をもつと予想されている。このように重要であるにもかかわらず、哺乳動物の個々のマイクロRNAの機能に関する情報は不足している。今回我々は、マウスの機能喪失対立遺伝子を用いて、骨髄細胞特異的マイクロRNA-223(miR-223)が前駆細胞の増殖および顆粒球の分化と活性化を負に制御することを報告する。miR-223(別名Mirn223)変異体マウスでは、顆粒球前駆細胞数の細胞自律的な増加により、顆粒球の分画が拡大している。骨髄前駆細胞の増殖を促進する転写因子のMef2cはmiR-223の標的であり、miR-223欠損マウスで遺伝子工学的にMef2cを欠損させると、前駆細胞の増加が抑制され、好中球の表現型が正常化する。さらに、miR-223を欠損する顆粒球は過度に成熟し、活性化刺激に対して過敏となり、殺真菌活性が上昇する。このような好中球の活性亢進の結果、miR-223変異体マウスでは自発性の炎症性肺病変が生じ、エンドトキシン暴露後に過度の組織破壊が起こる。これらの結果は、miR-223が顆粒球の産生と炎症反応の精密な調整役として機能するというモデルを支持するものである。

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