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医学:アルツハイマー病マウスモデルにおけるβアミロイド斑の急激な発生と局所毒性

Nature 451, 7179 doi: 10.1038/nature06616

アルツハイマー病の患者の脳には、何十年もかけて老人斑が蓄積する。アルツハイマー病のアミロイド仮説の根本的な考え方の1つは、βアミロイドの蓄積がまず起こり、それが誘因となってニューロンの異常が生じ、認知症の原因となるというものである。しかしこの考え方に対し、軸索輸送の変化と形態異常が先に起こって、老人斑の形成につながるのではないかという異論が出されている。これらの過程の促進、抑制にミクログリアがどのような役割を果たしているかは、これまで不明だった。アミロイド斑の形成と神経突起の局所的構造の変化との時間的な関係を調べるために、若いAPPswe/PS1d9xYFP(B6C3-YFP)トランスジェニックマウスを用いて、長期間にわたるin vivo多光子顕微鏡撮影を行って、連続画像を得た。本論文では、老人斑がわずか24時間で非常に急速に形成されることを明らかにする。新しい老人斑の出現後1〜2日以内にミクログリアが活性化され、出現部位に誘導される。続いて神経突起の進行性の変化が起き、その結果、数日から数週の間に神経突起の形態異常が進んでいく。これらのデータにより、老人斑が神経突起の病的変化の非常に重要な仲介役となることが確認された。

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