Review Article 化学:形状選択性の分子的理解を目指して 2008年2月7日 Nature 451, 7179 doi: 10.1038/nature06552 形状選択性は単純な概念である。つまり、反応物から生成物への変換は、処理を受ける分子が触媒の活性部位にどのように適合するかに依存する。自然界ではこの概念がよく働いており、例えば、酵素は通常活性部位に適合するごく少数の分子のみを処理する。工業界でも、ほぼ50年前からゼオライト触媒の形状選択性が活用されてきたが、その機構はまだあまり解明されていない。今回我々は、ゼオライト触媒における形状選択性について概説し、さらにゼオライト細孔内に吸着された分子の単純な熱力学的解析によって、どの生成物が形成されるかを知ることができ、目的の触媒用途に特に適したゼオライト構造を特定する指針が得られることを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る