Letter

宇宙:宇宙の加速の性質の銀河の赤方偏移の歪みを用いた検証

Nature 451, 7178 doi: 10.1038/nature06555

遠方の超新星の観測結果は、宇宙が現在、加速膨張の段階にあることを示しているが、その物理学的な原因はよくわかっていない。形式的にはこれは、宇宙膨張の方程式に、宇宙の全エネルギー密度のおよそ75パーセントを説明する、負の圧力として作用する項を含めることを必要とする。この「ダークエネルギー」に対する最も単純な選択肢は、おそらく量子的な真空エネルギーに関係する「宇宙定数」である。物理的に考えられる代替案には、進化する状態方程式を伴うスカラー場の存在か、あるいは、高次の曲率項あるいは余剰次元を含む一般相対論の拡張が必要である。これらは同じような膨張速度を示すが、宇宙論的な時間での大規模構造の成長速度にはモデルによって異なる計測可能な違いが生じると予測される。このような成長の明確な特徴は、銀河のコヒーレントな運動によって与えられ、銀河の赤方偏移の探査によって再現される集合パターンに動径方向の異方性をもたらす。本論文では、赤方偏移0.8でこの効果の計測を行った結果を報告する。10,000個以上の暗い銀河に対する新しい探査を用いて、我々は異方性パラメーターββ = 0.70±0.26と計測した。これは、f = 0.91±0.36の時間での構造成長率に対応する。これは、宇宙が低い物質密度をもち幾何学的に平坦であるとする標準的な宇宙定数モデルと一致するが、まだ誤差が大きく、加速膨張に対する代替原因と弁別できない。正確な原因は、同じような赤方偏移でサンプリングされる量の10倍増で決定されるであろう。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度