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地球:千島列島中央部の巨大双子地震と地震応力移動サイクル

Nature 451, 7178 doi: 10.1038/nature06521

プレート境界巨大地震の固着すべりサイクルに伴う沈み込み帯プレート境界断層の摩擦抵抗の時間変化は、沈み込む海洋プレート内部の応力の状況と地震活動を調節していると考えられている。本論文では、千島列島近傍で起きた2つの巨大地震について報告し、この過程を解明して、それにより誘発される断層作用に伴って地震被害が拡大することを示す。2006年11月15日に起きたモーメントマグニチュード8.3の地震が、太平洋プレートが千島弧中央部の下に沈み込んでいる低角のプレート境界を破壊した。この逆断層は、それまでは地震発生の可能性の有無が不明であった地震空白域を破壊したが、海溝アウターライズで圧縮による地震がより早く起きたことは摩擦抵抗が存在したことを示唆している。この巨大低角逆断層型地震の数分以内にプレート内の伸張型地震が千島海溝海側のアウターライズ地帯で始まり、2007年1月13日にモーメントマグニチュード8.1の地震が太平洋プレートの上部全体に広がる正断層を破壊して、浅部伸張型地震ではこれまでで最大のものの1つとなった。この強力な一連の地震活動は、沈み込むリソスフェア内部で応力が移動する過程を立証しており、これらの巨大地震による破壊のそれぞれ異なる特徴は、地震発生の性質の違いとプレート間断層とプレート内断層の地震被害の違いを明らかにしている。

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