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聴覚:音声コミュニケーション学習にかかわるニューロンでみられる正確な聴音-発声対応

Nature 451, 7176 doi: 10.1038/nature06492

コミュニケーションのための脳機構では、シグナルを表現するのに用いる感覚コードと運動コードの間の対応を築かなくてはならない。1つの考え方として、その対応は単一ニューロンのレベルで築かれており、個体がある特定の仕草を行ったとき、もしくは他の個体が同じような仕草をするのを見たときに活動する、というものがある。聴覚と発声の間に正確な対応を示すニューロンが音声コミュニケーションに役立っている可能性はあるが、そうしたニューロンはまだ見つかっていない。今回我々は、ヌマウタスズメ前脳内の一群のニューロンが、正確な聴音-発声対応を示すことを報告する。これらのニューロンは、この鳴禽のさえずり中の特定の音列を聴かせた場合にも、他の鳥のさえずり中の似た音列に対しても、時系列的に正確な応答を示した。鳥自身がこれと同じ音列をさえずる際にも、これらのニューロンはほぼ同一の活動パターンを示し、聴覚フィードバックを妨害しても、さえずりに関連するこの活動は変化しないので、この活動は本質的に運動系であると考えられる。また、これらのニューロンはさえずり学習に重要な線条体構造に投射しており、これらのニューロンにみられるさえずり関連活動は、音声学習を導く聴覚フィードバックと対比処理されている可能性がある。

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