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物理:フォノンを必要としない超伝導

Nature 450, 7173 doi: 10.1038/nature06480

媒介役となる格子振動(フォノン)を必要としない超伝導という考えは、長い歴史をもつ。超伝導のBardeen-Cooper-Schrieffer(BCS)理論が50年前に公表されて間もなく、電子の電荷自由度とスピン自由度の両方について完全に扱うと、格子振動が存在しない場合でも、電子間の有効相互作用に引力成分が存在すると予測されることがわかった。その例の1つが、電子の相対スピンに依存する有効相互作用である。このようなフォノンを介さない引力から電子対形成が起こり、結晶構造の正確な詳細と物質の電子・磁気特性に対して、従来型(BCS)の超伝導よりはるかに敏感な非従来型の超伝導が生じうる。

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