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免疫:マクロファージでのToll様受容体シグナル伝達は自食作用(オートファジー)経路を貪食作用に関連させる

Nature 450, 7173 doi: 10.1038/nature06421

細胞外微生物の除去にかかわる貪食作用と、細胞質内に侵入した微生物の破壊にかかわる自食作用は、2つとも古くから高度に保存された過程である。自食作用では、細胞内の新陳代謝と微生物除去のどちらにおいても、自食胞(オートファゴソーム)と呼ばれる二重膜構造が形成され、次いで自食胞とリソソームとの融合による内容物の分解が行われる。後者の過程は食胞(ファゴソーム)の成熟と類似している。Toll様受容体(TLR)にリガンドが結合すると、食胞の成熟促進など、食細胞内のさまざまな防御機構が活性化され、また、自食作用も誘導される。それゆえ我々は、TLRシグナル伝達は、これらの過程を関連させて従来の食胞機能を高めている可能性があると考えた。本論文では、マウスのマクロファージ上のTLRに結合する粒子は、貪食されると、自食胞マーカーLC3を、自食経路のタンパク質であるATG5とATG7に依存的に急速に食胞に移動させる引き金となることを示す。この過程より先に、ベクリン1の食胞への移動とホスホイノシチド-3-OHキナーゼの活性化が起こる。ベクリン1とLC3の食胞への移動では、従来の自食胞の特徴である二重膜構造は認められなかったが、食胞とリソソームとの融合に関連しており、これによって急速な酸性化が誘導され、取り込まれた微生物に対するキラー活性が高まった。

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