Letter 宇宙:金星の中層大気と電離圏の構造 2007年11月29日 Nature 450, 7170 doi: 10.1038/nature06239 金星の大気と電離圏はこれまで、探査機による遠隔観測やin situ観測により研究されてきた。しかし、これら初期の探査計画では、上部対流圏から下部中間圏への遷移領域(50〜90 km)の大気構造や、電離層の極めて変動の激しい構造などについて、未解決の問題が残された。全球を覆う雲層の内部やその下(高度50 km以下)の観測は一層困難であり、そこでは電磁波の強い吸収のため、調査に使えるスペクトル帯は赤外領域の数箇所の窓領域と電波領域に限られる。本論文では、ビーナス・エクスプレスによる電波科学実験(VeRa)の最初の掩蔽期間中に得られた電波探査の結果を報告する。ここでは、雲層上部の高度における温度の微細構造を決定し、南半球の中層大気における昼夜間の際立った温度差を検出し、金星の電離圏の日々の変化を追跡した。 Full Text PDF 目次へ戻る