Letter

宇宙:太陽風は太陽活動極小期にほとんど、あるいは全く金星大気に進入しない

Nature 450, 7170 doi: 10.1038/nature06026

金星は顕著な内部磁場をもたないため、太陽風が金星大気と直接相互作用することが可能になっている。この相互作用により磁場が誘起され、部分的に大気を遮蔽するが、太陽活動極小期にその遮蔽がどれだけ効果的であるのか全くわかっていない。(金星と太陽風の相互作用についての我々の知識は、太陽活動極大期での計測から得られたものである。)弧状衝撃波は金星のすぐ近くにあり、このことは、太陽風のいくばくかが大気によって吸収される可能性があり、大気の進化に寄与しうることを意味する。本論文では、金星を取り巻くプラズマ環境でのビーナス・エクスプレス探査機による磁場の計測結果について報告する。太陽活動が低下した条件下での弧状衝撃波は、磁化した電離圏により太陽風が完全に偏向されたとして予測される位置にあるようである。したがって、太陽活動極小期であっても、太陽風が金星の電離圏に侵入することはない。

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