Article 神経:神経系で蛍光タンパク質を組み合わせて発現させるための遺伝子組み換え戦略 2007年11月1日 Nature 450, 7166 doi: 10.1038/nature06293 神経のネットワーク構造の詳細な分析には、新たな手法の開発が必要である。今回我々は、神経細胞を多数の異なる色で遺伝的に標識することによって、シナプス回路を可視化する手法を報告する。Brainbow導入遺伝子では、Cre/lox組み換えを用いて3つ以上の蛍光タンパク質(XFP)間での発現を確率的に作り出す。トランスジェニックマウスにBrainbowのコピーをタンデムに組み込むことにより、XFPの発現が組み合わされて多くの色が作り出され、それによって隣接するニューロンを区別し、他の細胞内相互作用を可視化する方法が得られる。この結果を実証するために、少量の小脳小葉で、数百もの隣接する軸索と多数のシナプス結合を約90色で再構築した。一部の細胞系列で発現させることで、グリア領域のマッピングが可能になり、in vivoで時間を追ってグリア細胞と神経細胞を追跡することができた。Brainbowシステムは集団内の多数の細胞を別々に標識できるため、大規模な神経回路の分析を助けると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る