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細胞:マーカー遺伝子Lgr5による小腸および結腸の幹細胞の同定

Nature 449, 7165 doi: 10.1038/nature06196

腸管上皮は、哺乳類の成体中で最も速く自己複製する組織である。現在では、小腸のパネート細胞直上の+4の位置に陰窩ごとに4〜6個の幹細胞が存在すると考えられているが、結腸の幹細胞については明らかにされていない。今回我々は、Lgr5(leucine-rich-repeat-containing G-protein-coupled receptor 5、Gpr49とも呼ばれる)を、腸のWntの標的遺伝子群の中から、陰窩に限定して発現されるものとして選択し、2種のノックイン対立遺伝子を用いて、陰窩底部で細胞周期が進行中の円柱細胞に限定してLgr5が発現されることを明らかにする。またLgr5は、他のいくつかの組織においてごく少数の細胞で発現された。誘導可能なCreノックイン対立遺伝子およびRosa26-lacZレポーター系統を用いて、成体マウスで細胞系譜追跡試験を行った。陰窩底部におけるLgr5陽性円柱細胞は、60日間にわたってすべての上皮細胞系列を産生したことから、これは小腸および結腸の幹細胞であることが示された。Lgr5の発現パターンから、この遺伝子が成体の多数の組織および癌の幹細胞のマーカーとなると考えられる。

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