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細胞:異性間闘争によって引き起こされる性染色体の転換

Nature 449, 7164 doi: 10.1038/nature06178

多くの動物群で、性決定遺伝子はゲノム中で最も流動性が高いという特徴をもつ。主要な性決定遺伝子が染色体間を頻繁に移動する動物分類群もあれば、接合子の性決定に別個の遺伝子が使われている分類群もある。真獣類哺乳動物などにみられる安定で二形性の程度が高い性染色体の起源については、よく考えられた説が1つ出されている。これに対して、他の動物にみられる遺伝的性決定の進化上の不安定性については、ほとんど説明がなされていない。今回我々は、理論的研究によって、性拮抗的な選択下にある常染色体遺伝子が、それに連鎖する新しい性決定遺伝子を広める可能性があることを明らかにする。この仕組みにより、新しい性決定遺伝子座の起源や祖先の性決定遺伝子の常染色体への転移、異形性染色体をもたない生物種における複数の性決定因子の維持が説明できる。

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