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物性:フェロトロイディック・ドメインの観察

Nature 449, 7163 doi: 10.1038/nature06139

ドメインは、情報記憶や電子的、磁気的、光学的スイッチに用いられるため、技術的に他に類をみないほどの重要性がある。これは、あらゆるフェロイック材料の本質的な特性である。フェロイック秩序としては、強磁性(自発磁化)、強誘電性(自発分極)、強弾性(自発歪み)という3形態が広く知られている。磁気渦の規則正しい配列を、フェロトロイディシティ(ferrotoroidicity)と名付け、第4のフェロイック秩序とするかどうかについては論争中である。この形態の秩序は熱力学的観点からは予測されるものの、このフェロイック状態の決定的な特徴であるフェロトロイディック・ドメインはこれまで観察されたことがない。今回、光第2高調波発生法によってLiCoPO4のフェロトロイディック・ドメインが空間的に解像され、独立した反強磁性ドメインと共存していることがわかった。フェロトロイディック・ドメインの空間非対称かつ時間非対称な性質は、磁気電気的な相制御を伴うマルチフェロイクスや時間・空間非対称性が将来の応用の可能性につながる他の系とフェロトロイディクスとを関連づける。

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