Letter 細胞:T7エンドヌクレアーゼIによるホリデイ連結解離の構造基盤 2007年10月4日 Nature 449, 7162 doi: 10.1038/nature06158 相同的組み換えは、DNAの修復や遺伝的多様性を生み出すのに重要な広く起こる過程だが、その主要な中間体が、DNA鎖4本が交わる4方向ホリデイ連結である。相同的組み換えでは、最終段階の1つ前の段階でホリデイ連結がニックの入った二本鎖分子へと解離する必要があり、これを行う解離酵素は、さまざまな生物で見つかっている。これらの酵素はヌクレアーゼで、分岐したDNA構造に対する選択性が非常に高い。しかし、この選択性をもたらす仕組みは、構造データがないためにこれまで不明だった。今回我々は、連結解離酵素であるファージT7のエンドヌクレアーゼIの結晶構造を、合成DNA鎖4方向連結構造と複合体を作った状態で明らかにした。酵素は高い構造選択性をもつが、相互作用の際には顕著な誘導適合が起こり、酵素と連結構造の両方に構造の変化が起こる。二量体酵素には2つの結合チャネルがあり、これが、連結構造のらせん構造をもつ腕の骨格と7ヌクレオチドにわたって接触する。この相互作用によって連結構造の腕の相対的な方向と位置が効率よく測定されるため、結合はこのような配置が可能な分岐構造DNAに対してだけ起こるようになり、選択性が確保される。 Full Text PDF 目次へ戻る