Letter 物理:単一人工原子レーザー発振 2007年10月4日 Nature 449, 7162 doi: 10.1038/nature06141 超伝導固体素子回路は、量子状態を操作し制御することの可能な汎用的システムである。この分野の最近の進展は、量子情報技術への応用のみならず、基礎物理の探究にめざましい可能性をもたらした。一連の実験において、共振器の光子場とコヒーレントに結合した人工原子として超伝導素子を用いる回路中で、量子光学的現象を実現できることが示されている。今回我々は、超伝導共振器に組み込まれた単一人工原子(ジョセフソン接合電荷量子ビット)を用いたレーザー発振効果を実証した。我々は、固体素子を用いた人工原子の特性の1つ、すなわち、共振器モードとの強くかつ制御可能な結合であることを利用している。このデバイスは既存のレーザーやメーザーと本質的に異なっており、電流注入によって励起された単一の人工原子が多数の光子を発生する。 Full Text PDF 目次へ戻る