Review Article 細胞:樹状細胞の医学的側面 2007年9月27日 Nature 449, 7161 doi: 10.1038/nature06175 樹状細胞(DC)は、感染に対する抵抗性と、自己に対する沈黙、すなわち自己寛容をもたらす免疫応答を巧みに組み合わせている。感染や癌では、微生物と腫瘍はDCを使って免疫を回避するが、DCの側も抵抗性を生じることができ、その能力はDCを標的とするワクチンによって容易に増強される。アレルギー、自己免疫および移植片拒絶の際には、DCは不必要な応答を誘発して疾病を引き起こすが、この場合も、新たな治療法によってDCを用いて、こうした状態を沈静化することが可能である。本総説では、疾患の原因にもなり、また予防や治療にも利用できるDCの生物学的性質に対する医学的意味を解説する。 Full Text PDF 目次へ戻る