Letter

宇宙:母体エンベロープからの原始惑星系円盤の進化

Nature 448, 7157 doi: 10.1038/nature06087

クラス0原始星は、若い天体の中でも最も若いタイプであり、当初の回転楕円体構造から急速に進化していることを示す多くの徴候がみられ、そのため、原始星エンベロープ内での原始惑星系円盤形成の詳細が集中的に調べられている。そのような原始星のいくつかでは、外側のエンベロープを探査する分子線観測により、ミリメートル波長域で崩壊の力学的特徴が観測されている。多重星系NGC 1333-IRAS 4の1つあるいはそれ以上の成分は、エンベロープの大部分よりも温かく高密度の内部領域が存在する徴候を示している可能性があると考えられている。本論文では、太陽系規模のコアの詳細を明らかにする観測について報告する。NGC 1333-IRAS 4Bでは、20〜37 µmの波長で、H2Oの輝線スペクトルが多数発見され、これはかなり高密度で温かいガスに起源があることを示している。この放射は、エンベロープから原始星の内部深くにある高密度円盤表面への落下としてモデル化でき、したがって、原始惑星系円盤の進化を調べることができる。これは、30例のクラス0天体の内で、水からの中赤外放射が観察された唯一の例だが、それは恐らく観測に好都合な向きをとっているためだろう。あるいはこれは、原始惑星系円盤の進化における初期の短寿命の段階なのかもしれない。

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