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進化:送粉者とともに見つかったランの化石から算定されたラン科発祥年代

Nature 448, 7157 doi: 10.1038/nature06039

ダーウィンの時代から、進化生物学者はランが示す虫媒への目覚しい適応に魅せられてきた。しかしながら、ラン科は地球上の植物の中で最も多様化が進んだ科であるにもかかわらず、明確な化石記録がなく、進化史ははっきりしない点が多い。今回我々は、現在は絶滅しているハリナシバチの一種Proplebeia dominicanaの中胸小楯板に付着していた、保存状態が極めてよいラン(新属新種のMeliorchis caribea)の花粉塊について報告する。このハリナシバチと付着花粉塊は、ドミニカ共和国産の2,000万〜1,500万年前の中新世の琥珀内から得られた。この発見は、明白なラン科化石として最初のものであると同時に、植物と送粉者の相互作用を直接確認できる化石として前例のないものである。形態的形質マトリックスに分岐学的手法を適用することにより、我々は、M. caribeaの系統的位置が、現存するGoodyerinae亜連(ラン亜科)に含まれることを突き止めた。さらに、他の化石単子葉植物とM. caribeaの年代を用いて、ラン科の分子系統樹の時間目盛りを較正した。得られた結果は、現存ランの最終共通祖先が後期白亜紀(8,400万〜7,600万年前)に生存していたことを示しており、ランの劇的な放散がK/T境界時の大量絶滅直後に始まったことも示唆している。これらの結果は、ラン科の祖先が単一起源だとする仮説をさらに支持するものである。

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