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細胞:IGFとFGFは協同してin vitroでヒト多能性細胞を制御する幹細胞ニッチを確立する

Nature 448, 7157 doi: 10.1038/nature06027

幹細胞に特有の性質は、自律的に獲得されるものではない。最近の研究結果は、微小環境からの一定レベルの外部制御が必要であることを示している。本論文では、ヒト胚性幹(ES)細胞における自己再生と多能性という性質は、ヒトのES細胞と自己由来のヒトES細胞繊維芽細胞様細胞(hdF)との間の動的な相互作用に依存することを示す。ヒトのES細胞とhdFは、インスリン様増殖因子(IGF)および繊維芽細胞増殖因子(FGF)に依存するという独自の特性をもつ。IGF 1受容体(IGF1R)の発現は、ヒトのES細胞だけに認められたが、FGF受容体1(FGFR1)の発現は、周囲のhdFに限定されていた。IGF-II/IGF1R経路の遮断は、ヒトES細胞の生存とクローン性コロニー形成能(clonogenicity)を低下させるが、FGF経路の阻害は、間接的に分化を引き起こした。IGF-IIはFGFに応答してhdFで発現され、ヒトのES細胞培養の維持には、これのみで十分であった。我々の研究は、ヒトES細胞の生理機能におけるIGF-II/IGF1R軸の直接的な役割を明らかにし、ヒトのES細胞自体が産生するhdFがヒトの多能性幹細胞の幹細胞ニッチの特徴を作り出すことを実証している。

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