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神経:新規な神経栄養因子CDNFはin vivoで中脳のドーパミンニューロンを保護し、救済する

Nature 448, 7149 doi: 10.1038/nature05957

パーキンソン病では、脳のドーパミンニューロンが黒質で最も顕著に変性する。神経栄養因子は、脊椎動物の発生中の神経系や成体の神経系で、ニューロンの生存、分化、維持を促進する。ドーパミンニューロンに対する最も強力な神経栄養因子としてこれまでに知られているのは、グリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF、glial-cell-line-derived neurotrophic factor)である。今回我々は、ドーパミンニューロンに対する栄養因子として、CDNF(conserved dopamine neurotrophic factor)を同定した。CDNFと、以前に報告されている脊椎動物や無脊椎動物の相同体である中脳星状膠細胞由来神経栄養因子は、共に保存された8個のシステイン残基をもつ分泌タンパク質で、独特なタンパク質折りたたみ構造をもつと推定され、進化上保存された新しいタンパク質ファミリーと考えられる。CDNF(Armetl1)は、マウスの胚や出生後の脳を始め、マウスやヒトのいくつかの組織で発現している。パーキンソン病のラット実験モデルでは、CDNFはin vivoで6-ヒドロキシドーパミン(6-OHDA)によって起こるドーパミン作動性ニューロンの変性を防止する。線状体に6-OHDAを投与する前にCDNFを1回注入しておくと、アンフェタミンによって引き起こされる同側旋回運動が相当度減少し、黒質のドーパミン作動性チロシンヒドロキシラーゼ陽性細胞がほとんど完全に救済される。6-OHDAの4週間後にCDNFを線状体内に注入しても、ドーパミン作動性を回復させ、黒質のドーパミン作動性ニューロンの変性を防止できた。したがって、CDNFはどちらの実験的設定においても少なくともGDNFと同等の効果を示した。今回の結果は、CDNFがパーキンソン病の治療に役立つ可能性を示している。

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