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進化:有限正則グラフにおける協力の進化

Nature 447, 7143 doi: 10.1038/nature05784

有限で構造をもつ個体群にかかる選択に関する近年の理論研究は、固定確率と包括適応度という、対立遺伝子の選択的有利性に関する2つの尺度のどちらかを取り扱っている。どちらの方法も、解析において独自の強みをもっているが、ある種の仮定のもとでは同等な結果をもたらす。ほとんどの場合に個体群構造は、ノードをエッジで連結したネットワーク(つまり、グラフ)により指定することができ、こうした場合の多くの研究が、参考文献11により初めて記述された、進化の連続時間モデルに集中している。我々はこうした背景のもとに研究を行い、一般的な対称性に関する条件(bi-transitivity;双推移性)を満たす構造をもつどんなグラフにおいても、協力遺伝子が選択的に有利になるための極めて単純な解析的条件を、包括適応度解析により導出した。我々の結果は、これまで解析されてきたほとんどを含む広範な個体群構造に、また、固定確率の直接計算が不可能であると考えられてきた一部の個体群構造にも適用できる。特に、いくつかの個体群調節のもとでは、協力遺伝子の侵入能力は、個体群構造(特にゲームでの強力相手がどのように特定されるか)の性質とは関連がないことがわかり、構造をもたない個体群の場合と同一であった。他のタイプの個体群調節については、プレイヤーが比較的「重み付けが大きい」エッジのパートナーを選ぶと、協力が侵入できることが今回の結果から明らかになった。

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