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生理:チモシンβ4は成体の心外膜前駆細胞の動員と血管新生を誘発する

Nature 445, 7124 doi: 10.1038/nature05383

心不全の基礎をなす主要な病因には、血管不全によって生じる虚血性傷害がある。虚血心臓での側副血行路の成長を調節する分子は、胚形成期の冠脈管形成も調節している。本論文で我々は、チモシンβ4(Tβ4)がマウスの冠血管発生のあらゆる局面において不可欠であることを示し、Tβ4が休止中の成体心外膜外植片の著しい増殖を誘発し、多能性を回復させ、繊維芽細胞、平滑筋細胞および内皮細胞の分化を惹起することを明らかにする。心臓のTβ4をノックダウンすると、向血管新生性の分解産物N-アセチル-セリル-アスパルチル-リシル-プロリン(AcSDKP)が大きく減少する。AcSDKPの投与によって、Tβ4変異体の心臓は回復しなかったが、成体心外膜に由来する前駆細胞からの内皮細胞への分化は著しく促進された。今回の研究は、Tβ4およびAcSDKPが冠脈管新生および血管新生の強力な刺激因子であることを示し、Tβ4によって誘導される成体心外膜細胞が、低い基礎レベルに戻った血管の継続的な再生または心臓外傷後の血管新生の維持において血管前駆細胞の供給源となりうることを示している。

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