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レスベラトロールは、高カロリー餌摂取マウスの健康を増進させ、寿命を延長させる

Nature 444, 7117 doi: 10.1038/nature05354

レスベラトロール(3,5,4′-トリヒドロキシスチルベン)は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)、線虫(Caenorhabditis elegans)、およびキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)などの多様な種の寿命を延長させる。これらの生物における寿命の延長は、カロリー制限の有益な効果の基礎となるとされている保存されたデアセチラーゼ、Sir2に依存している。本論文では、レスベラトロールが、中齢の高カロリー餌摂取マウスの生理機能を通常餌摂取マウス並に変化させ、生存を有意に延長させることを示す。レスベラトロールは、インスリン感受性の増大、インスリン様増殖因子-1(IGF-I)レベルの低下、AMPキナーゼ(AMPK)、およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体-γコアクチベーター1α(PGC-1α)活性の亢進、ミトコンドリア数の増加、および運動機能の改善をはじめとする寿命延長に関係する変化をもたらす。PAGE(Parametric analysis of gene set enrichment)解析により、高カロリー餌の影響によって著しく変化した153経路のうち、144経路に対してレスベラトロールが拮抗することが明らかになった。今回のデータは、低分子物質を用いた哺乳類の身体全体の健康増進は到達可能な目標であり、肥満関連障害および加齢に起因する疾患の治療の新しいアプローチを示すものである。

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