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進化:新口動物の系統発生解析から明らかになった脊索動物の単系統性と新たな「珍渦虫門」

Nature 444, 7115 doi: 10.1038/nature05241

新口動物は、脊索動物門に属する脊椎動物とそれに近縁な無脊椎の脊索動物分類群(被嚢動物と頭索動物)、およびほかの3つの無脊椎動物分類群(半索動物門、棘皮動物門、珍渦虫類[Xenoturbella])から成る。無脊椎の新口動物と脊椎のある新口動物の間の類縁関係は、我々ヒトの遠い起源を解明するうえで明らかに重要である。脊索動物の複数の「綱」やウニの1種についての最近の系統発生研究から、脊椎動物に最も近縁な無脊椎動物姉妹群は、従来考えられていたように頭索動物ではなく、尾索動物である可能性が示されている。さらに注目すべきことに、頭索動物は脊椎動物や尾索動物よりも棘皮動物のほうに近いことが提唱されており、これは、脊索動物が側系統であることを意味する。我々は、すべての新口動物分類群の間の類縁関係を調べるため、半索動物、ヒトデ、珍渦虫から得られた新データを含めて、35,000を超える相同アミノ酸のアラインメント解析を行った。また、珍渦虫のミトコンドリアゲノムの塩基配列解読も行った。そして我々は、Olfactores(尾索動物と脊椎動物)およびAmbulacraria(歩帯動物;半索動物と棘皮動物)という分岐群の存在を支持する。しかし、今回の新データを用いた解析では、頭索動物と棘皮動物のグループ化は支持されず、脊索動物は単系統であるという結論に至った。最終的に、核およびミトコンドリアのデータから、珍渦虫は歩帯動物を構成する2つの動物門の姉妹群として位置づけられた。こうして、珍渦虫は独立した「珍渦虫門」(Xenoturbellida)であることが明らかになり、現生新口動物に属する門の数は4つになった。

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