Letter 物理:マイクロメカニカル共振器のサブケルビン温度領域への光冷却 2006年11月2日 Nature 444, 7115 doi: 10.1038/nature05231 マイクロメカニカル共振器をその基底状態付近まで冷却すると、巨視的スケールでの重ね合わせやもつれなどの量子効果の探究に使用できる。過去に、電子的フィードバックを用いて高周波(10 MHz)共振器を基底状態付近まで冷却することが提案された。別の研究では、低周波数共振器が受動的光フィードバックによって室温から18 Kまで冷却された。さらに、原子間力顕微鏡カンチレバーの能動的光フィードバックを利用してその応答特性を変化させ、およそ2 Kまでの冷却が測定された。今回我々は、高い特性をもつ光共振器と一体化したマイクロメカニカル共振器の、135±15 mKまでの能動的光フィードバック冷却を実証した。また、この構成は極低温ベース温度で適用可能で、量子実験に必要な基底状態付近まで、すなわちkHz発振器で100 nK付近までの冷却が可能と思われることを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る