Letter

反復新星へびつかい座RS星の2006年のアウトバーストにおける非対称な衝撃波

Nature 442, 7100 doi: 10.1038/nature04949

新星のアウトバースト(急増光)は、低質量の太陽のような星、または反復新星であるへびつかい座RS星の場合のような赤色巨星と白色矮星とで構成される連星系で発生する。これらのアウトバーストの原因は、伴星から白色矮星の表面へ輸送された物質の熱核爆発であることがわかっているが、へびつかい座RS星で以前(1985年)に生じたアウトバーストのモデルはX線の進化にうまく適合せず、ある瞬間を撮影した高解像度電波画像から、残骸がモデル化されたような球形ではなく双極形であると考えられたため論争が起きていた。本論文では、へびつかい座 RS星に、2006年2月12日のアウトバースト後2週間目から検出された空間的に解像された構造について報告する。我々は、赤色巨星のウィンドを通過して膨張する衝撃波を追跡した。衝撃波はII型超新星残骸に似た残骸を生成するが、これは数千年ではなく数か月で進化する。超新星残骸の場合と同じように、電波放射は非熱的(シンクロトロン放射)であるが、その非対称性と複数の放射成分は、1985年の爆発のモデルにおける球対称という仮定には合わず、放出物がジェット状で中心部の連星によって細く絞られていることをはっきりと示しており、天空での連星の向きをこれらの観測から決定することができる。

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