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多様な食物網の構造的非対称性と安定性

Nature 442, 7100 doi: 10.1038/nature04887

人間活動が食物網の安定性と持続性に与える影響の解明は、生態系内の種数の多さと莫大な数の相互作用を考えると、非常に複雑な作業となる。生物多様性は安定性と関連しているとされているが、多様な食物網に安定性をもたらす実際の構造とその過程については、まだほとんどわかっていない。今回我々は、実際の食物網は、最上位捕食者が生産性も回転率も異なる別個のエネルギー経路の連結器として働くように構造化されていることを示す。今回の理論解析で、回転率の速い経路と遅い経路の連結により、局所的安定性と非局所的安定性の両方が食物網にもたらされることがわかった。生物多様性の減少に関与してきたものと同じ人間活動が、我々が明らかにした、食物網に安定性をもたらすまさにその構造と過程をも直接的にむしばんでいることは憂慮すべきであろう。

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