Article 長時間持続するγ線バーストと中心核崩壊型超新星は異なった環境に存在する 2006年5月25日 Nature 441, 7092 doi: 10.1038/nature04787 大質量星は燃料を使い果たすと収縮し、しばしば中心核崩壊型超新星として知られる、異例に明るい爆発を起こす。また、こういった星の崩壊は時に、長時間持続するγ線バーストとして知られる、さらに明るい相対論的爆発現象にエネルギーを供給することがある。そのため、これらの長時間持続するγ線バーストと中心核崩壊型超新星は、似たような銀河環境にみられると予測される。本論文では、この予測が誤りであることを示す。γ線バーストは、中心核崩壊型超新星に比べると、母銀河の非常に明るい領域にずっと多く集中していることがわかった。しかも長時間持続するγ線バーストの母銀河は、中心核崩壊型超新星の母銀河よりもかなり暗く、その形もさらに不規則である。これらの結果をまとめると、長時間持続するγ線バーストは、極端に質量の大きな星に関係しており、化学的進化の限られた銀河にしかみられないと考えられる。 我々の結果は、長時間持続するγ線バーストが我々の銀河系のような銀河においては比較的まれであることを意味している。 Full Text PDF 目次へ戻る