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マウスのエピジェネティックな変化のRNAを介した非メンデル遺伝

Nature 441, 7092 doi: 10.1038/nature04674

パラミューテーションは植物にみられる遺伝性のエピジェネティックな修飾で、対立遺伝子座間のクロストークによって引き起こされる。本論文では、マウスのKit遺伝子に関して、ヌル変異Kittm1AlflacZの挿入)のヘテロ接合体の子孫で植物と同様なエピジェネティックな修飾がみられることを報告する。さらにその子孫でも、野生型のホモ接合という遺伝子型にもかかわらず、程度の差はあるもののKit遺伝子変異マウスの特徴である白い斑点が維持される。この修飾された表現型は父親・母親のどちらからも高効率で受け継がれ、ポリアデニル化されていない異常な大きさのRNA分子の蓄積とともに、KitメッセンジャーRNAが減少することにより生じる。減数分裂後(この時期は通常は遺伝子が抑制されている)にも転写活性が持続するために、精子にRNAが蓄積する。Kittm1Alf/+ヘテロ接合体由来の全RNAあるいはKit特異的なマイクロRNAを受精卵に微量注入すると、白い尾という遺伝性の表現型が生じる。配偶子から接合子へのRNA分子の移入が関係した、これまで予想されていなかった様式のエピジェネティックな遺伝が今回の知見から明らかになった。

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