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生化学:スプライシング・エンドヌクレアーゼによるtRNA前駆体の切断には、複合的な活性部位が必要である

Nature 441, 7091 doi: 10.1038/nature04741

すべての真核生物では、トランスファーRNA(tRNA)の一部のグループからイントロンを取り除くためにスプライシングが必要である。スプライシングの第一段階はイントロンの認識と切断で、これを行うのはSen54、Sen2、Sen34、Sen15というタンパク質サブユニットからなる四成分酵素、tRNAスプライシング・エンドヌクレアーゼである。これまでに、tRNA前駆体の5′スプライス部位と3′スプライス部位における切断に対する活性部位は、それぞれSen2とSen34に含まれることがわかっている。バルジ-ヘリックス-バルジRNAと複合体を形成した古細菌のエンドヌクレアーゼの構造が最近明らかにされ、触媒作用にはRNA基質を活性部位内に置く役割を担う2個のアルギニン残基からなる重要な「陽イオン-πサンドイッチ」モチーフが不可欠だとする意外な仮説が導かれた。このモチーフは、2個の触媒サブユニットの間で、クロスサブユニット間相互作用によって生じる。本論文では、真核生物のエンドヌクレアーゼでのこの相互作用の役割を検証し、5′スプライス部位での触媒作用には、Sen2にある触媒トライアードに加えて、Sen34サブユニット由来の保存された陽イオン-πサンドイッチモチーフも必要なことを明らかにする。したがって、真核生物のtRNAスプライシング・エンドヌクレアーゼによるtRNA前駆体切断の触媒作用には、これまで知られていなかった複合的な活性部位が必要である。

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